The 60th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

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Poster Session

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Poster Session(I-P02-3)

Thu. Jul 11, 2024 2:20 PM - 3:20 PM Poster venue (2F Multi-purpose Hall)

座長:本田 崇(北里大学医学部小児科学)

[I-P02-3-03] Right ventricle volume and function with 3D echocardiography in patient after surgical repaire of TOF -A comparative study with cardiac MRI

岩渕 恭子1,2, 瀧聞 浄宏1,3, 島袋篤哉 篤哉4, 武井 黄太3, 赤澤 陽平3, 米原 恒介3, 澁谷 悠馬3, 志水 利之3, 岡村 忍1,2, 久保田 紀子2, 戸塚 実2 (1.長野県立こども病院 エコーセンター, 2.長野県立こども病院 臨床検査科, 3.長野県立こども病院 循環器小児科, 4.沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 小児循環器内)

Keywords:519, 206, 527

【背景】ファロー四徴症心内修復術後(rTOF)における右室容量・機能評価が肺動脈閉鎖不全の重症度を判定するうえで重要で、心臓MRI(cMR)による評価がGolden standardとされるが、近年、リアルタイム3D心エコー法(RT3DE)との相関が良好であるとの報告が散見される。【目的】RT3DEによるTOF術後の右室容量・機能評価についてcMRIと比較検討する。【対象】2016年2月から2023年12月までの間にcMRIとRT3DEを施行したrTOF 122例(男66例、女56例:年齢1-32歳、中央値14歳)【方法】超音波装置はPhilips社製のiE33・EPIQを使用し、full volume dataをTomTec社製RV Function 2.0・2.40 にて右室拡張末期容量RVEDV(mL)、収縮末期容量ESV(mL)、右室駆出分画 EF(%)を解析、cMRはPhilips社製1.5T装置で撮影し、RVEDV、ESV、EFを計測。両検査間の系統誤差はBland-Altman法による解析を行った。【結果】RVEDV index(mL/m2) 、ESV index(mL/m2)、EF(%)についてはRT3DEとcMRI間でいずれにおいても強い相関を認めたが (RVEDVI r=0.93 p<0.001、bias 3.35mL/m2、LOA ±22.0mL/m2、ESVI r=0.89 p<0.001、EF r=0.66 p<0.001)、 EDVI、ESVIともに容量が大きくなるほど誤差を生じる傾向にあった。EDVI 140mL/ m2からは約9.2mL/m2の誤差があった。【結語】TOF術後では右室容量・駆出率をRT3DEで定量的評価をすることが可能である。しかし容量が大きくなるとecho window内に右室を収められないことが原因で誤差を生じる可能性がある。