[III-P03-5-02] Transition support system in saitama
Keywords:ACHD, 診療体制, ACHDセンター
【背景・目的】ACHDの診療体制の構築には、一次医療機関・二次医療機関・三次医療機関、それぞれの役割分担が重要である。埼玉県における、ACHD診療体制構想について報告する。【現状】埼玉県立小医療センターは、隣接したさいたま赤十字病院と協同で、ACHDセンターの構築を行なっている。体制作りはほぼ完成し、今後は事務的な面・ソフト面などでの体制作り行なっていく。三次医療は、上記ACHDセンターが確立されているが、一次医療機関・二次医療機関の構築が、今後の問題となる。【今後の体制づくり】一次医療機関:地域医師会を通してACHDの勉強会を行い、ACHDに対する認識を高めてもらっている。今後、地域医師会を中心に一時診療の体制作りを行なっていく。二次医療機関:地域の総合病院を訪問し、循環器系以外の入院・専門的診療を必要としない循環管理、などの診療を担ってもらうことを目指している。上記の実施のために、ACHDホットラインの開設などで、安心してACHDの一次診療・二次診療を行なえる体制作りを目指している。【考案】ACHDの患者数は将来虚血の患者数を上回るとされている。ACHDセンターの様な専門的施設のみならず、一次医療機関・二次医療機関・三次医療機関の診療体制の構築は重要となる。今後、移行期医療支援センター・地域医師会などを通して上記の診療体制構築を目指していきたい。