2:20 PM - 2:40 PM
[健康福祉-A-04] オンライン社会における「社会的健康」を問い直す
「かかわる」とはどのような身体活動なのか
本研究の目的は、近年普及しつつあるオンライン社会における「健康」を問い直す観点から、「他者とのかかわり」とは何かを再考することである。テレワークをはじめとする社会のオンライン化は、「直接対面状況」と「オンライン上でやりとりすること」との違いについて再考する機会を我々にもたらしている。「直接対面状況」における「かかわり」に着目すれば、それはひとつの「身体活動」として捉え直すことができる。そうであれば、「かかわる」とはどのような身体活動であるのかを考察し、オンライン社会でのそれがどう変わるのかを検討することによって、社会的健康を再考することが可能となる。その際、哲学的な身体論は一つの有効な視点となるだろう。
以上を踏まえ本研究では、オンライン社会における他者とのかかわりについての具体的事例を取り上げつつ、直接対面状況における身体性に言及する文献を中心に考察を加える。その際、次の3点を中心に議論を進める。すなわち、(1)「他者とのかかわり」における身体活動の役割(2)直接対面状況における暴力性(3)オンライン社会における身体の意味、の3点である。
以上の考察から、オンライン社会において、「健康」とくに「社会的な健康」の考え方がどのように位置づけられるのか、さらには、「健康」についてより多角的に議論を進めるための視点を提示したい。
以上を踏まえ本研究では、オンライン社会における他者とのかかわりについての具体的事例を取り上げつつ、直接対面状況における身体性に言及する文献を中心に考察を加える。その際、次の3点を中心に議論を進める。すなわち、(1)「他者とのかかわり」における身体活動の役割(2)直接対面状況における暴力性(3)オンライン社会における身体の意味、の3点である。
以上の考察から、オンライン社会において、「健康」とくに「社会的な健康」の考え方がどのように位置づけられるのか、さらには、「健康」についてより多角的に議論を進めるための視点を提示したい。