11:10 AM - 11:50 AM
[本部企画-S2-2] Reaching to “Sport Science” by an Outsider and Reaching Outside from Inside
<演者略歴>
イタリア共和国ヴェネツィア大学より1998年Ph.D.(公共政策学)受領。愛知淑徳大学専任講師、早稲田大学専任講師・助教授等を経て2005年より中央大学法学部教授。中大フェンシング部長。フェンシング日本代表チームのテクニカル・スタッフとしてロンドン五輪に参加。イタリア観光乗馬協会(FITETREC-ANTE)会員。
イタリア共和国ヴェネツィア大学より1998年Ph.D.(公共政策学)受領。愛知淑徳大学専任講師、早稲田大学専任講師・助教授等を経て2005年より中央大学法学部教授。中大フェンシング部長。フェンシング日本代表チームのテクニカル・スタッフとしてロンドン五輪に参加。イタリア観光乗馬協会(FITETREC-ANTE)会員。
「スポーツは出来ない」と周囲、特に教員から評価されていた演者は、高校卒業までは「体育・スポーツ苦手」な生徒の一人として人生最初のサイクルを終えた。しかし、自身の個人的なスポーツ経験、また、専門分野の研究との関係で得た語学や学術的な知識との幸運な組み合わせから、2010年から2015年の五年余にわたり、フェンシングの全日本代表チームの諸活動に参加する機会を得た。その際の経験、疑問、新しい知見などから、科研費の「スポーツ科学」分野において、学際的な研究を実施するに至った。この過程において、スポーツ科学の専門家、データ分析の専門家、スポーツ心理やその他の専門家と接する機会があったが、それらを統合することの必要性と同時に困難も認識した。また、スポーツ科学領域ではない公共経営などの国際学会において「スポーツ政策・マネジメント」に関する分科会を立ち上げた中で、学際連携および国際協力について見えてきたものもある。今回の報告では、これらから得られた知見を学会員と共有しつつ、国際水準と日本の相違、特に、日本の特徴や特殊性などについて指摘出来れば幸いである。