日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

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学校保健体育研究部会 » 【課題C】体育・スポーツ健康科学は学校保健体育の進展にいかに貢献できるか

学校保健体育研究部会【課題C】口頭発表⑤

2021年9月8日(水) 13:45 〜 15:15 会場14 (Zoom)

座長:松田 恵示(東京学芸大学)

13:45 〜 14:00

[学校保健体育-C-22] 体育実技と保健を関連づけた授業の歴史的変遷

制度・政策と実践の関連性に注目して

*髙田 佳孝1,2、神谷 拓3 (1. 京都ノートルダム女子大学、2. 関西大学大学院、3. 関西大学)

従前から体育実技と保健の学習は関連づけて指導することが求められてきた。実際に、近年においても、保健の学習では、新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識を理解することが求められているが、そのような保健の学習と体育実技を関連づけた教材開発は進んでいるとは言い難いのが現状である。本研究の目的は、体育授業と保健学習を関連づけて指導する方針が、どのように示されてきたかを『学習指導要領』を中心とする教育制度・政策の歴史的変遷から明らかにするとともに、そのような方針と実際に教育現場で取り組まれてきた実践の関連性や乖離を明らかにする事である。この目的を達成するために、①『学習指導要領』を中心とする教育制度・政策の分析、②「体育実技」と「保健」を関連づけた実践の分析、③コロナ禍における学校現場での取り組みについての聴き取り調査、④教育現場の実態と教育制度・政策の関連性とギャップの分析をおこなった。詳細は当日報告する。