14:45 〜 15:00
[競技スポーツ-C-18] サッカーゲームにおける速攻技能の因果構造分析
【目的】サッカーゲームにおける速攻プレーで発揮される速攻技能の下位技能や下位技能間の因果構造は明らかにされていない。本研究の目的は、サッカーゲームにおける速攻技能構造と下位技能間の因果構造を明らかにすることであった。
【方法】インターネットの動画投稿サイトで公開されているサッカー試合映像から、285の速攻プレーを収集した。サッカーの専門家4名によるデルファイ法を伴う特性要因分析を適用して、サッカーの専門家が視認している速攻プレーの定性的因果構造、測定項目、達成基準を構成した。測定項目の達成基準に従い「達成・未達成」で測定した。ポリコリック(多分)相関行列に対角重み付き最小二乗法による構造方程式モデリング(SEM)を適用して因果構造モデルを分析した。統計ソフトRのLavaanパッケージを用いた。
【結果】速攻プレーにおける仕掛け局面のドリブル速攻技能、ポスト技能、パス速攻技能と、崩し局面のDFL下げ技能、DFL崩し技能を測定する17項目が構成された。サッカー速攻技能の因果構造のモデル適合度指標は良好な値を示し、速攻ドリブル技能からDFL下げ技能(0.68)、ポスト技能から速攻パス技能(0.57)、速攻パス技能からDFL下げ技能(0.28)、速攻パス技能からDFL崩し技能(0.72)の有意なパス係数は得られた。
【結論】サッカーゲームにおける速攻技能は、仕掛け局面におけるドリブル速攻技能、ポスト技能、パス速攻技能と、崩し局面におけるDFL下げ技能、DFL崩し技能から構成される。サッカーの速攻技能は逐次的因果構造であり、ドリブル速攻技能からDFL下げ技能、ポスト技能からパス速攻技能、パス速攻技能からDFL下げ技能とDFL崩し技能への因果関係がある。
【方法】インターネットの動画投稿サイトで公開されているサッカー試合映像から、285の速攻プレーを収集した。サッカーの専門家4名によるデルファイ法を伴う特性要因分析を適用して、サッカーの専門家が視認している速攻プレーの定性的因果構造、測定項目、達成基準を構成した。測定項目の達成基準に従い「達成・未達成」で測定した。ポリコリック(多分)相関行列に対角重み付き最小二乗法による構造方程式モデリング(SEM)を適用して因果構造モデルを分析した。統計ソフトRのLavaanパッケージを用いた。
【結果】速攻プレーにおける仕掛け局面のドリブル速攻技能、ポスト技能、パス速攻技能と、崩し局面のDFL下げ技能、DFL崩し技能を測定する17項目が構成された。サッカー速攻技能の因果構造のモデル適合度指標は良好な値を示し、速攻ドリブル技能からDFL下げ技能(0.68)、ポスト技能から速攻パス技能(0.57)、速攻パス技能からDFL下げ技能(0.28)、速攻パス技能からDFL崩し技能(0.72)の有意なパス係数は得られた。
【結論】サッカーゲームにおける速攻技能は、仕掛け局面におけるドリブル速攻技能、ポスト技能、パス速攻技能と、崩し局面におけるDFL下げ技能、DFL崩し技能から構成される。サッカーの速攻技能は逐次的因果構造であり、ドリブル速攻技能からDFL下げ技能、ポスト技能からパス速攻技能、パス速攻技能からDFL下げ技能とDFL崩し技能への因果関係がある。