2:05 PM - 2:20 PM
[競技スポーツ-C-21] 認知機能トレーニングがバスケットボール選手のパフォーマンスに及ぼす効果
相手の動き・味方の動きを瞬時に把握・予測して、動きを選択する能力(認知能力)はスポーツ競技において重要である。この認知機能トレーニングは、欧米では近年盛んに行われるようになってきているが、日本国内での導入実績はまだ少ない。本研究の目的は大学女子バスケットボール選手を対象に認知機能トレーニングを実施し、パフォーマンスの向上が見られるかを明らかにすることである。
認知機能のトレーニングにはニューロトラッカー(Neurotracher社製、カナダ)を使用した。このシステムは、ディスプレイ上に複数のボールが表示され、その中から数個のターゲットとなるボールが指定される。指定されたボールを含むすべてのボールが数秒間ランダムに移動した後停止する。停止後にターゲットのボールを指摘し、正解すると難易度が上がっていくというゲーム感覚でトレーニングを行うことができるアプリである。実施者の裁量でトレーニングする時間や間隔などを自由に設定できるので、練習や勉学との両立がしやすいという利点がある。
被検者は大学女子バスケットボール選手13名であった(平均競技歴:10.6年)。認知機能トレーニングを開始するにあたって、その効果を評価するためバスケットボールに関連したパフォーマンステストを実施した。認知機能トレーニング期間は12週間(1回のトレーニング時間:25~30分×週3~4回)行った。
認知機能トレーニング開始前のパフォーマンステスト(平均値)は、10ヤード走:1.98sec、プロアジリティ5.14sec、3コーン8.70sec、ジグザクドリブル(横移動型):12.10sec、ジグザグドリブル(縦移動型):8.88sec、3ポイントシュート成功率:41.4%、ストループテスト:71.33secであった。パフォーマンステストの前後比較、認知機能トレーニングの効果については口頭発表にて報告する。
認知機能のトレーニングにはニューロトラッカー(Neurotracher社製、カナダ)を使用した。このシステムは、ディスプレイ上に複数のボールが表示され、その中から数個のターゲットとなるボールが指定される。指定されたボールを含むすべてのボールが数秒間ランダムに移動した後停止する。停止後にターゲットのボールを指摘し、正解すると難易度が上がっていくというゲーム感覚でトレーニングを行うことができるアプリである。実施者の裁量でトレーニングする時間や間隔などを自由に設定できるので、練習や勉学との両立がしやすいという利点がある。
被検者は大学女子バスケットボール選手13名であった(平均競技歴:10.6年)。認知機能トレーニングを開始するにあたって、その効果を評価するためバスケットボールに関連したパフォーマンステストを実施した。認知機能トレーニング期間は12週間(1回のトレーニング時間:25~30分×週3~4回)行った。
認知機能トレーニング開始前のパフォーマンステスト(平均値)は、10ヤード走:1.98sec、プロアジリティ5.14sec、3コーン8.70sec、ジグザクドリブル(横移動型):12.10sec、ジグザグドリブル(縦移動型):8.88sec、3ポイントシュート成功率:41.4%、ストループテスト:71.33secであった。パフォーマンステストの前後比較、認知機能トレーニングの効果については口頭発表にて報告する。