The 71st Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

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Oral (Theme)

健康福祉研究部会 » 【課題C】運動不足(不活動)に伴う⼼⾝機能の低下をいかに予防するか

健康福祉研究部会【課題C】口頭発表①

Wed. Sep 8, 2021 1:45 PM - 3:00 PM Room 23 (Zoom)

Chair: Tetsuhiro Kidokoro (Nippon Sport Science University)

2:00 PM - 2:15 PM

[健康福祉-C-02] 定期的な有酸素性運動トレーニングの頻度が動脈スティフネスに及ぼす影響

運動頻度と動脈スティフネス

*Ryota Kobayashi1, Hideyuki Negoro2,3 (1. Teikyo University of Science, 2. Harvard Medical School PKD Cente, 3. Faculty of Medicine, Nara Medical University)

【目的】本研究は、ウォーキングを使用した有酸素性運動トレーニングの頻度の違いが中高齢者の動脈スティフネスに及ぼす影響について検討することを目的とした。【方法】中高齢者25人(65±1歳)を対象に、1回の運動を30分•中強度[60%予備心拍数(HRR)]で、①週に2回実施群9名、②週に4回実施群9名、③非トレーニング群(コントロール)7名とランダムに3群に分けて、有酸素性運動トレーニングを8週にわたり実施した。介入前後に動脈スティフネスの指標である上腕-足首間脈波伝播速度(baPWV)、心臓-上腕動脈間脈波伝播速度(hbPWV)を評価した。【結果】baPWVおよびhbPWVは、週4回実施群において有酸素性運動トレーニング介入前と比較して介入8週間後に低下したが(P<0.05)、週2回実施群およびコントロール群において変化は認められなかった。【結論】中高齢者の動脈スティフネスを短期間の有酸素性運動トレーニングで低下させるためには運動頻度が関与する可能性が示唆された。