16:00 〜 16:30
[競技スポーツ-SC-2] rink side から生まれたタバタトレーニング
<演者略歴>
1983年ノールウェイ国立筋生理学研究所客員研究員、1986年東京大学大学院教育学研究科体育学専攻博士課程中途退学、1986年鹿屋体育大学助手、1992年国立健康・栄養研究所室長、1999年鹿屋体育大学教授、2002年国立健康・栄養研究所室長・部長・プログラムリーダー、2010年立命館大学教授。
1983年ノールウェイ国立筋生理学研究所客員研究員、1986年東京大学大学院教育学研究科体育学専攻博士課程中途退学、1986年鹿屋体育大学助手、1992年国立健康・栄養研究所室長、1999年鹿屋体育大学教授、2002年国立健康・栄養研究所室長・部長・プログラムリーダー、2010年立命館大学教授。
高強度・短時間・間欠的運動トレーニングであるタバタトレーニングは、最大酸素摂取量の170%の強度の20秒間の自転車エルゴメータ運動を、10秒間の休息を挟み、6セット以上から8セットの途中で疲労困憊に至るトレーニングである。運動中の酸素摂取量が最大酸素摂取量に達し、総酸素借が最大酸素借に達することから、両エネルギー供給機構に最大の負荷をかけ、両エネルギー供給機構の能力を最大に高めることが知られている。
このトレーニングは、入澤孝一高崎健康福祉大学教授(当時日本スピードスケートチームヘッドコーチ)がスピードスケートの競技力向上のために開発した2つのトレーニング方法の1つであり、それらを分析した結果、上記の代謝特性が明らかになり、発表された論文を知った多くのコーチ、アスリートが日々のトレーニングに採用している。
このトレーニングは、実験室において理論的に開発されたのではなく、実践の場(スピードスケートではリンク)において、トップコーチの経験値と観察力から開発されたものであり、それを当時最新の方法(最大酸素借及び間欠的運動中の酸素借の測定)により解析し、それをまた現場に戻すことができた例である。
このトレーニングは、入澤孝一高崎健康福祉大学教授(当時日本スピードスケートチームヘッドコーチ)がスピードスケートの競技力向上のために開発した2つのトレーニング方法の1つであり、それらを分析した結果、上記の代謝特性が明らかになり、発表された論文を知った多くのコーチ、アスリートが日々のトレーニングに採用している。
このトレーニングは、実験室において理論的に開発されたのではなく、実践の場(スピードスケートではリンク)において、トップコーチの経験値と観察力から開発されたものであり、それを当時最新の方法(最大酸素借及び間欠的運動中の酸素借の測定)により解析し、それをまた現場に戻すことができた例である。