10:45 AM - 11:25 AM
[生涯スポーツ-SB-1] Well-being research and its perspective
Sports as an intersection of well-being and society
<演者略歴>
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員。2005年 東京大学大学院 情報理工学系研究科修了。博士(情報理工学)。専門は触覚情報学、ポジティブコンピューティング。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員。2005年 東京大学大学院 情報理工学系研究科修了。博士(情報理工学)。専門は触覚情報学、ポジティブコンピューティング。
近年、経済指標とは異なる、人の心を起点とした新しい価値として「ウェルビーイング」(Well-being)が注目されるようになった。ウェルビーイングの概念自体は、ギリシャ哲学の時代から探求されているテーマではあるが、近年は特に、テクノロジー分野や地方自治体・行政といった、モノづくりや制度設計の場においても取り上げられている。
ウェルビーイングとは、一時的な快の感情ではなく、自身の心身の健やかさと他者との調和のうまいバランスが維持された状態を意味し、その実現には、自身の特性に気がつくことや、他者との心理的・身体的な関わり方を会得することが重要である。そこで、本発表では、現在のウェルビーイング研究の潮流やその展望を紹介するとともに、スポーツの場においても、多様な人々のウェルビーイングがどのように立ち現れてくるのか、具体例とともに述べる。特に発表者が関わってきた、感覚や身体の異なる他者とのスポーツ観戦の取り組みや、パラ・アスリートと協働した子ども向けワークショップを例に挙げ、その設計において考慮したウェルビーイングの要因との関連について述べる。
ウェルビーイングとは、一時的な快の感情ではなく、自身の心身の健やかさと他者との調和のうまいバランスが維持された状態を意味し、その実現には、自身の特性に気がつくことや、他者との心理的・身体的な関わり方を会得することが重要である。そこで、本発表では、現在のウェルビーイング研究の潮流やその展望を紹介するとともに、スポーツの場においても、多様な人々のウェルビーイングがどのように立ち現れてくるのか、具体例とともに述べる。特に発表者が関わってきた、感覚や身体の異なる他者とのスポーツ観戦の取り組みや、パラ・アスリートと協働した子ども向けワークショップを例に挙げ、その設計において考慮したウェルビーイングの要因との関連について述べる。