16:50 〜 17:30
[生涯スポーツ-SC-3] パーソナリティタイプに基づいたスポーツ・身体活動の促進のすすめ
<演者略歴>
中京大学および鹿屋体育大学における競泳コーチを経て、オハイオ州立大学大学院博士課程にてスポーツマネジメントを専攻し、博士号(Ph.D.)取得。2002-2006年に国際女性スポーツワーキンググループ共同議長。現在は現職および女性スポーツ研究センター・センター長。アジアスポーツマネジメント学会会長(2018−2021)。
中京大学および鹿屋体育大学における競泳コーチを経て、オハイオ州立大学大学院博士課程にてスポーツマネジメントを専攻し、博士号(Ph.D.)取得。2002-2006年に国際女性スポーツワーキンググループ共同議長。現在は現職および女性スポーツ研究センター・センター長。アジアスポーツマネジメント学会会長(2018−2021)。
スポーツイングランドが2014年に14〜25歳の約2000名のイギリス人を対象に、スポーツ及び身体活動に関する調査を実施しました。その結果、イギリスの若者は6つの異なるパーソナリティタイプに分類できることを明らかにしました。そして、それぞれは全く異なるパーソナリティ特性を持つことから、彼らへのインタビュー調査から、各パーソナリティごとにスポーツ・身体活動促進のためのアドバイスの方法も開発しました。順天堂大学ではこのデータを再分析し、日本の高校生を対象として、日本の若者のスポーツ・身体活動に関わるパーソナリティが7つに分類できることを明らかにしました。また、各パーソナリティに分類するアルゴリズムも開発し、さらには各7つのパーソナリティごとにアドバイスをする方法についても開発しました。これらの仕組み・プログラムについては特許出願中であり、引き続き、全国各地の高校生データの収集を継続しています。さらに、中高齢女性についても同様の研究を行い、高校生とは全く異なるタイプの7つのパーソナリティの存在を確認しています。これらのデータから見えてきた日本のスポーツ・身体活動促進についての知見をご紹介させていただきます。