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[03 心-口-06] チームビルディングにおけるフォロワーシップの発揮要因
大学女子サッカーチームに注目して
近年、チームビルディングにおいて、リーダーシップに加えフォロワーシップの役割が注目されている(Uhl-Bien et al.,2014)。スポーツチームにおけるフォロシップの発揮に及ぼす影響要因について研究があるものの、十分な知見が蓄積されていない。そこ本研究では、大学女子サッカーチームにおけるフォロワーシップ能力の発揮要因とその効果を明らかにすることを目的に実態調査を行った。加えて、フォロワーシップの発揮要因を明らかにすることにより、フォロワーシップの発揮を促すチームビルディングの要因を検討した。
アンケート調査の結果、フォロワーシップに対し、発揮要因では個人属性のうち「学年」、「個人競技能力」、「試合出場状況」に、またチームにおける「モラール」との間に正の相関が認められた。フォロワーシップ発揮によるチームへの効果では、各チームにおけるフォロワーシップの発揮の高さと各チームの集団凝集性、集団効力感の間に正の相関が認められた。
これらの結果から、チーム内での年次と相対的競技能の高い選手はフォロワーシップを高く発揮することが示され、花城(2016)の報告を支持した。また、チームにおけるモラールとフォロワーシップの間に関連があることが明らかとなった。
Uhl-Bien, M, et al.(2014) Followership theory: A review and research agenda. Leadersh Q, 25, 83-104.
花 城 清 紀(2016)大学の競技スポーツチーにおけるフォロワーシップの概要.高松大学研究紀要,64・65, 73-98.
アンケート調査の結果、フォロワーシップに対し、発揮要因では個人属性のうち「学年」、「個人競技能力」、「試合出場状況」に、またチームにおける「モラール」との間に正の相関が認められた。フォロワーシップ発揮によるチームへの効果では、各チームにおけるフォロワーシップの発揮の高さと各チームの集団凝集性、集団効力感の間に正の相関が認められた。
これらの結果から、チーム内での年次と相対的競技能の高い選手はフォロワーシップを高く発揮することが示され、花城(2016)の報告を支持した。また、チームにおけるモラールとフォロワーシップの間に関連があることが明らかとなった。
Uhl-Bien, M, et al.(2014) Followership theory: A review and research agenda. Leadersh Q, 25, 83-104.
花 城 清 紀(2016)大学の競技スポーツチーにおけるフォロワーシップの概要.高松大学研究紀要,64・65, 73-98.