13:00 〜 14:00
[07 発-レクチャー-1] 新型コロナウイルス感染症対策に配慮した体育における学習活動の取扱いの現状と今後の展望
<演者略歴>
平成6年度より京都市立小学校教諭、その後、京都市立小学校副教頭、京都市教育委員会体育健康教育室主任指導主事を経て、平成31年度より現職。
平成6年度より京都市立小学校教諭、その後、京都市立小学校副教頭、京都市教育委員会体育健康教育室主任指導主事を経て、平成31年度より現職。
国内での感染拡大の可能性があった初期である令和2年3月2日から政府の要請により全国の一斉臨時休業が行われ、その後春季休業を経て、4月7日に政府の緊急事態宣言が行われたことや4月16日に全都道府県が緊急事態措置の対象となったこと等を受け、大部分の学校が5月末までの臨時休業を行いました。その後も、実技を伴う体育の授業の実施に当たっては、「児童生徒が密集する運動」や「近距離で組み合ったり接触したりする運動」については配慮を要したり、緊急事態宣言の対象区域に属する地域における体育の授業内容については、集団で行う活動は避け、なるべく個人で行う活動としたりするなど、様々な制約を受けています。しかし、そのような中にあっても、持続的に子供たちの教育を受ける権利を保障していくため、体育の授業の実施に当たっては、通知やQ&A等において、指導順序の変更等を示してきました。また、学校現場においては、地域の感染状況等に応じた様々な工夫に取り組んでいます。今回、新型コロナウイルス感染症対策に配慮した体育における学習活動の取扱いの現状について振り返るとともに、今後の展望についてお伝えできたらと思います。