10:28 〜 10:40
[08 測-口-07] 注視特性に着目した自動車運転時における直線単路走行時の視線解析
人は外界からの情報の多くを視覚から得ており、視覚情報が生活や行動に多大な影響を及ぼしていることは容易に推察される。社会的課題である自動車による交通事故においても視覚的な原因の交通事故が交通事故全体の約60%を占める。そのため、自動車運転時における注視特性を定量的に評価することは交通事故抑止に向けて極めて重要である。しかし、自動車運転時における注視特性に着目した先行研究においては、安全性や再現性の面からドライブシミュレーターを使用したものが多く見受けられ、実車両を用いた実験による注視特性分析に関する報告は少ない。
そこで本研究では実車両を用いて自動車運転時の直線単路走行時の注視特性を明らかにすることを目的とする。対象者は20代から70代までの健常な運転免許保有者を対象とし、N県運転免許センター内コースを実験者は同乗せずに普段通りの運転行動となるように留意させた上で走行させる。その際の直線単路走行時における視線データを角膜反射法を用いたアイトラッキングにより分析・比較することで注視特性の抽出を行う。各被験者の視線データから得られた視線映像についてエリア分けを実施し、各エリアの注視時間および注視回数、さらには視線パターンについて定量的に評価し、年代間比較および運転習慣による比較から注視特性を分析する。これら分析によって、今後の交通安全教育への活用やより安全な車両・技術開発への一助となることが期待される。
そこで本研究では実車両を用いて自動車運転時の直線単路走行時の注視特性を明らかにすることを目的とする。対象者は20代から70代までの健常な運転免許保有者を対象とし、N県運転免許センター内コースを実験者は同乗せずに普段通りの運転行動となるように留意させた上で走行させる。その際の直線単路走行時における視線データを角膜反射法を用いたアイトラッキングにより分析・比較することで注視特性の抽出を行う。各被験者の視線データから得られた視線映像についてエリア分けを実施し、各エリアの注視時間および注視回数、さらには視線パターンについて定量的に評価し、年代間比較および運転習慣による比較から注視特性を分析する。これら分析によって、今後の交通安全教育への活用やより安全な車両・技術開発への一助となることが期待される。