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[08 測-口-10] 幼児の身体活動量を把握するためのGPSの活用について
子どもの体力・運動能力は、昭和60年ごろから現在に至るまで減少傾向にある。その要因の一つとして、幼児期における身体活動量の減少が考えられる。幼児期における遊びを中心とした身体活動は、大人になってからの運動習慣の形成、健康維持、活動に積極的に取り組む意欲など、人生をより豊かに過ごすための基盤形成の役割を担う。また、幼児期運動指針においても、「幼児が様々な遊びを中心に1日60分を目安として楽しく体を動かすことが望ましい」(文部科学省、2012)と示している。そのため、幼児の身体活動量と運動能力の関係を明らかにすることで、現代の子どもの課題を明らかにすることができ、今後の方策を提案することができると考える。その上で、幼児が体を動かすことを好きになり、自然と身体活動量が増加することが望ましい。
本研究では、幼児の身体活動量を把握する手段としてGPSの活用が有効であることについて議論する。従来の身体活動量の測定として、歩数計法や加速度計法が用いられている。しかし、歩数計法や加速度計法では、活動範囲(行動範囲)の測定や、階段昇降などの上下運動の測定が困難であり、正確な身体活動量の評価ができない場合がある。そこで、GPSを用いることを提案する。GPSを活用することで、幼児の活動範囲(行動範囲)や上下運動を位置情報から定量的に把握でき、身体活動量の質を測定できることが期待される。
本研究では、幼児の身体活動量を把握する手段としてGPSの活用が有効であることについて議論する。従来の身体活動量の測定として、歩数計法や加速度計法が用いられている。しかし、歩数計法や加速度計法では、活動範囲(行動範囲)の測定や、階段昇降などの上下運動の測定が困難であり、正確な身体活動量の評価ができない場合がある。そこで、GPSを用いることを提案する。GPSを活用することで、幼児の活動範囲(行動範囲)や上下運動を位置情報から定量的に把握でき、身体活動量の質を測定できることが期待される。