[健康福祉-SA-3] Women's Health Education in Society 5.0 Era through Industry-Academia-Government-Medical-Media Collaboration Starting with "Measuring, Knowing, Fun and Fashionable"
<演者略歴>
女性健康医学者・博士(医学)。1997年順天堂大学スポーツ健康科学部卒業後、(株)タニタで体組成計や睡眠計を開発。在職中、東京大学大学院医学系研究科母性看護学・助産学分野研究員として女性健康科学を研究。現在は、慶応大SFCや産婦人科で産学官連携のFemtechやユースヘルスケア・プラットホームの開発・研究を行う。
女性健康医学者・博士(医学)。1997年順天堂大学スポーツ健康科学部卒業後、(株)タニタで体組成計や睡眠計を開発。在職中、東京大学大学院医学系研究科母性看護学・助産学分野研究員として女性健康科学を研究。現在は、慶応大SFCや産婦人科で産学官連携のFemtechやユースヘルスケア・プラットホームの開発・研究を行う。
日本は妊産婦死亡率、周産期死亡率ともに低率で世界で最も安全なレベルの体制を提供している一方、少子化問題や、若い世代の望まぬ妊娠のための人工中絶、高齢化に伴う不妊治療数の増加が諸外国に比較し多い。さらに、痩せた女性が増え、低体重体重児(2,500g未満)も増加していることから、慢性の非感染性疾患(NCDs)のリスクを負う子どもが増加している。これらの問題は、健康教育の根底となる生物・進化学・形態学のみならず、性と生殖に関する教育の国際標準への未到達と、それに伴うヘルスリテラシーの低さが要因の一つではないかと考えている。現在、私は、これらの改善に有用な健康教育プログラムの検討をしている。シンポジウムでは、現在、我々が開発しているエンターテイメントや体操の要素を取り入れた産学官医・メディア連携の「はかる・知る・楽しむ・おしゃれ」から始まる女性の健康教育プログラムやFemtechライナーの一部。さらには、「個の予防」の視点で胎児期から成人期へ繋がる切れ目のないソサエティ5.0のユースヘルスケア・プラットホーム構想ついて紹介し、これらが体力・運動に与える影響や健康・福祉分野への展開の可能性について議論したい。