日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会

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健康福祉研究部会 » 【課題B】認知機能の維持・改善に運動・スポーツはいかに貢献するか

健康福祉研究部会【課題B】口頭発表①

2023年8月31日(木) 09:00 〜 09:59 RY301 (良心館3階RY301番教室)

座長:樋口 貴広(東京都立大学)

09:15 〜 09:29

[健康福祉-B-02] 障害物跨ぎ越し歩行においてハザードストライプの障害物は足部軌跡に影響を与えるか?(バ)

*三浦 有花1 (1. 武庫川女子大学健康・スポーツ科学部)

黄色と黒のストライプ模様はハザードストライプとして知られており、工事現場や踏切等の様々な場面で注意傾向を促すサインに用いられている。このような性質を持つハザードストライプは我々の運動にも影響を与えている可能性が考えられるが明らかではない。そこで本研究では、ハザードストライプの障害物が跨ぎ越し動作に与える影響を明らかにすることを目的とした。 健常な若年成人13名を対象とし、対象者は運動靴を着用した状態で、歩行中に長方形(高さ15 cm; 幅60 cm; 奥行1.5 cm)で模様の異なる障害物を跨ぐ課題を実施した。障害物は斜め模様とし、黄色・黒(YB条件)、黄色・白(YW条件)、白・黒(WB条件)、白(W条件)の4条件とした。対象者が着用した運動靴のつま先に貼付した反射マーカーの座標データから、先行脚、後続脚それぞれにつま先から障害物までの鉛直方向の距離であるvertical clearanceを算出した。 本実験の結果、先行脚、後続脚共にvertical clearanceはそれぞれの条件で有意な差は認められず、ハザードストライプは跨ぎ越し動作に影響しない可能性が示された(先行脚YB条件: 149.74±31.87 mm; YW条件: 148.85±29.81 mm; WB条件: 147.87±30.67 mm; W条件: 149.17±30.54 mm; 後続脚YB条件: 134.39±43.55 mm; YW条件: 134.44±48.64 mm; WB条件: 134.93±36.87 mm; W条件: 132.74±36.35 mm)。 障害物跨ぎ越し歩行において、跨ぐべき障害物がハザードストライプであっても、vertical clearanceに影響を与えないことが示唆された。