[生涯スポーツ-SC-1] 【スポーツ参加の促進要因の探索と支援政策の評価研究-国・自治体・個人レベルの重層的アプローチ】の構想
<演者略歴>
博士(体育科学) 筑波大学大学院体育科学専攻を修了後、ユヴァスキュラ大学ジェロントロジーリサーチセンターポスドク研究員、千葉大学予防医学センター特任助教を経て現職。主に高齢者を対象とした運動・スポーツ疫学、公衆衛生学を専門とする。本学会では「測定評価」「介護予防・健康づくり」専門領域に所属。
博士(体育科学) 筑波大学大学院体育科学専攻を修了後、ユヴァスキュラ大学ジェロントロジーリサーチセンターポスドク研究員、千葉大学予防医学センター特任助教を経て現職。主に高齢者を対象とした運動・スポーツ疫学、公衆衛生学を専門とする。本学会では「測定評価」「介護予防・健康づくり」専門領域に所属。
令和4年10月に開始した、社会技術研究開発センター(RISTEX)「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」の第4期研究開発プロジェクト『【共進化枠】スポーツ参加の促進要因の探索と支援政策の評価研究 - 国・自治体・個人レベルの重層的アプローチ』(研究代表者: 近藤克則・千葉大学)について、プロジェクトの概要や構想を紹介する。本プロジェクトの目的は「A. スポーツ施設整備推進政策の妥当性の検証」、「B. スポーツ参加促進要因の探索」、「C. デジタル技術を活用した身体活動の促進」の3つである。Aについては公園・スタジアム等の施設に着目し、スポーツ促進効果や介護費・医療費等との関連を検証することで、国レベルのスポーツ施設整備推進政策のブラッシュアップを狙う。Bについては自治体レベルでスポーツ振興関連要因の「見える化」を行い、Good Practiceを抽出し要因分析を行うことで、市町村のスポーツ振興政策の底上げを目指す。Cについては、スマートフォンアプリを活用することで個人の行動変容を促し、身体活動量の増加を狙う。得られる知見を基に、客観的な根拠に基づくスポーツ政策形成・評価検証の基盤づくりを目指す。