日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会

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競技スポーツ研究部会 » 【課題C】ハイパフォーマンススポーツ(トップレベルの競技スポーツ)におけるトレーニングをいかに効果的に行うか

競技スポーツ研究部会【課題C】テーマ別シンポジウム/ユース年代アスリートの育成システムとハイパフォーマンススポーツ

2023年8月31日(木) 14:40 〜 16:40 RYB1 (良心館地下1階RYB1番教室)

コーディネーター:越田 専太郎(了徳寺大学)、東浦 拓郎(亜細亜大学)

[競技スポーツ-SC-1] 原理原則にもとづくユース年代のフィジカル・トレーニング

*広瀬 統一1 (1. 早稲田大学スポーツ科学学術院)

<演者略歴>
2006-現在 早稲田大学スポーツ科学学術院
2008-2021 サッカー女子日本代表フィジカルコーチ
1997-2006 東京ヴェルディユースアカデミーフィジカルコーチ
フィジカル・トレーニングはRouxの法則に依拠したトレーニングの原理・原則や、運動制御と運動学習の原則的な考え方にもとづき計画および実践される。特に成長期には身体内環境の変化に加えて、生物学的な成長段階によって運動刺激に対する生理的応答の差異も見られる。「個別性の原則」の観点からも、これらの事象を踏まえたうえでフィジカル・トレーニングを計画し、実践することが望ましい。また、指導者(大人)が子ども達の運動能力を評価する際には、生物学的成熟度の差異が各種運動能力に影響することも念頭におく必要がある。