[学校保健体育-SC-1] Physical education practice using Active Child Program (ACP) and its effects
Aiming to improve fun and basic motor ability by reconsidering warm-up exercises
<演者略歴>
金沢大学大学院教育学研究科修了後,岐阜聖徳学園大学短期大学部を経て,2007年より岐阜大学教育学部に勤務.博士(医学).専門は発育発達学,測定評価学.学校法人春日学園の理事長も務め,4つの幼稚園・保育園の経営とJSPO-ACPを用いた保育や学校体育で使える運動プログラムの開発や普及,検証にも携わっている.
金沢大学大学院教育学研究科修了後,岐阜聖徳学園大学短期大学部を経て,2007年より岐阜大学教育学部に勤務.博士(医学).専門は発育発達学,測定評価学.学校法人春日学園の理事長も務め,4つの幼稚園・保育園の経営とJSPO-ACPを用いた保育や学校体育で使える運動プログラムの開発や普及,検証にも携わっている.
我が国の子どもの体力や運動能力は年々低下傾向を示し,コロナ禍においてさらに大きく低下するとともに,二極化傾向も示され,運動・スポーツへの興味なし群も増加している.社会状況の変化により放課後の身体活動が困難な現在において,体育実技の時間が唯一,皆が身体活動に従事できる時間と言っても過言ではない.しかし,楽しさを感じさせ,一定の身体活動量を確保するような体育が行われているのか,本当に生涯スポーツに繋がる体育なのか疑問である.もちろん,指導要領に沿って授業展開することが求められるため,教師の自由度も少ない.そこで,授業始めの準備運動に注目してみた.全国的に体育授業の準備運動としてランニング,徒手体操,単元に関わる動きなどがこれまで主流に実施されている.この部分の取り組みにJSPO-ACPを参考にした運動遊び要素や基礎運動能力向上要素を盛り込んだプログラムを用いながら体育を実践し,その効果を多角的に検証している.
本シンポジウムでは,これまでの取り組みや効果検証の結果を示しながら,今の時代に合った体育授業のあり方について,また,今後の指導要領のあり方について論究したい.
本シンポジウムでは,これまでの取り組みや効果検証の結果を示しながら,今の時代に合った体育授業のあり方について,また,今後の指導要領のあり方について論究したい.