[13ア-レクチャー-1] アダプテッド・スポーツの未来
次世代研究者からの発信
<演者略歴>
同志社大学スポーツ健康科学部助教。神戸医療福祉大学社会福祉学部助教、びわこ成蹊スポーツ大学スポーツ学部専任講師を経て現職に至る。日本体育・スポーツ・健康学会アダプテッド・スポーツ科学専門領域評議員、日本アダプテッド体育・スポーツ学会理事。
同志社大学スポーツ健康科学部助教。神戸医療福祉大学社会福祉学部助教、びわこ成蹊スポーツ大学スポーツ学部専任講師を経て現職に至る。日本体育・スポーツ・健康学会アダプテッド・スポーツ科学専門領域評議員、日本アダプテッド体育・スポーツ学会理事。
障害のある人の体育・身体活動というフィールドから派生したアダプテッド・スポーツ(以下,AdS)は、現在では、その対象として、障害のある人だけでなく、運動の苦手な子ども、被災者、教育的ニーズのある子ども、高齢者、低体力な状況にある人など多様な人々を包含している。加えて、その方法論においても、エコロジカルモデルや課題指向型モデル、アダプテーションゲームなど、AdSと関連した理論が活用されている。
また、黎明期は主に自然科学系の研究内容が多かったが、社会学、教育学、心理学などの研究も増え、さらに経営学や脳科学など、その学際性は広がりを見せている。このような背景のもと、実践的にも障害者スポーツ領域にとどまらず、体育科教育、スポーツ社会学、コーチング等、多様な領域でも活用されるようになってきている。
こうした現状を鑑み、これからのAdSはどのように発展し、どのように体育・スポーツ・健康科学、ひいては社会に貢献することができるのだろうか。その未来を探るため、今春、本専門領域の若手によって開かれたAdSフォーラムの世話人のひとりである河西氏に、AdS研究の動向をお示し頂く。
また、黎明期は主に自然科学系の研究内容が多かったが、社会学、教育学、心理学などの研究も増え、さらに経営学や脳科学など、その学際性は広がりを見せている。このような背景のもと、実践的にも障害者スポーツ領域にとどまらず、体育科教育、スポーツ社会学、コーチング等、多様な領域でも活用されるようになってきている。
こうした現状を鑑み、これからのAdSはどのように発展し、どのように体育・スポーツ・健康科学、ひいては社会に貢献することができるのだろうか。その未来を探るため、今春、本専門領域の若手によって開かれたAdSフォーラムの世話人のひとりである河西氏に、AdS研究の動向をお示し頂く。