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[12人-口-06] 大学体育における日本の伝統舞踊についての指導
盆踊りを教材とした文化理解と協働性の実践を目指す指導法について
東京外国語大学のスポーツ・身体科目の中で、発表者は日本の伝統舞踊の指導を30年間継続的に実施してきた。日本の舞踊文化の特徴は、その重層性と多彩性にあると言われている。15時間の授業で、五つの盆踊り(念仏踊りを含)を実践しつつ、映像資料で舞踊文化の概要を紹介しながら、その特徴を理解し実感することができるようカリキュラムを工夫した。その結果、実践後のアンケートでは「日本の伝統舞踊についての印象がポジティブに変化し、日本の伝統に興味・親しみを覚えた」と答えた学生が多かった。また、指導において盆踊りの背景にある協働性を説明し、踊りの実践でも意識しながら踊ることで「仲間との絆が深まった」との回答がみられた。指導の内容と学生の反応について報告する。