60th Annual Meeting in Autumn

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臨床(認定医・専門医)ポスター

リスクファクター関連

臨床(認定医・専門医)ポスター
リスクファクター関連

Sun. Dec 17, 2017 9:00 AM - 4:50 PM ポスター会場 (さくら)

DP-04~DP-07
(ポスター討論:12:00~12:50)

[DP-07] 広汎型重度慢性歯周炎患者に対する一症例

A case report for generalised severe chronic periodontitis

上稲葉 隆/Takashi Kamiinaba (上稲葉歯科医院/Kamiinaba Dental Clinic)

研修コード:2504

Keywords:広汎型重度慢性歯周炎、クロスアーチスプリント

【症例の概要】25年以上喫煙歴のある広汎型重度慢性歯周炎の患者に対し,禁煙指導,通常の歯周治療,クロスアーチスプリント等による咬合の再構築を行い,初診から約7年,良好な経過をたどっている。
【治療方針】禁煙指導,歯周基本治療及びLDDSによる細菌性因子の除去,歯周外科,動揺歯の固定による咬合の再構築の方針で治療を行った。
【治療経過】治療を進めるなか最終的に禁煙への協力が得られた。保存不可能歯,歯根近接歯のプラークコントロールのための抜歯,暫間固定を含んだ歯周基本治療の後,歯周ポケット残存部位へLDDSを行った。その後,根管治療,左上臼歯部,右下臼歯部の歯周外科処置(切除的療法)を行った。永久固定等の最終補綴を行い,上顎は16にカンチレバーを伴うクロスアーチスプリントとした。SPTへと移行。
【治療成績】歯周ポケット,BOPは良好に減少し,永久固定により咬合状態も安定している。
【考察・結論】患者が禁煙指導,プラークコントロールに協力的であったため,良好に経過している。メインテナンスにも積極的で,現在一ヶ月毎のSPTを行い,目立ったトラブルも無く約5年経過している。