[P-043] Lactobacillus salivarius WB21株・茶カテキン(EGCg)配合オーラルタブレットの口臭及び口腔自覚症状に及ぼす影響
The effect of Oral Tablet containing Lactobacillus salivarius WB21 and tea catechin on oral malodor and oral subjective symptom
研修コード:3099
Keywords:乳酸菌、プロバイオティクス、茶カテキン、口臭、口腔自覚症状
【目的】Lactobacillus salivarius WB21株と茶カテキン(EGCg)は,口臭抑制,歯周病原細菌・う蝕原因菌の増殖抑制,不溶性グルカンの産生抑制及び相加効果を示唆する報告がされている。本研究では,この2成分を配合したオーラルタブレットの口臭及び口腔自覚症状に及ぼす影響を検討した。
【材料および方法】1.2週間摂取による口臭及び口腔自覚症状に及ぼす影響
健常者7名(男3名,女4名,48.4±3.8歳)を対象にオーラルタブレットを1日3回,2週間なめて摂取させ,摂取前,摂取1及び2週間後にオーラルクロマを用いて呼気中の揮発性硫黄化合物(VSC)を測定した。口腔自覚症状はアンケート調査を実施し,VASスコアで評価を行った。
2.1回摂取による口臭の経時的変化に及ぼす影響
健常者6名(男1名,女5名,45.8±5.7歳)を対象にオーラルタブレットを1回,なめて摂取させ,摂取前,摂取5,20,40,60分後にオーラルクロマを用いて呼気中のVSCを測定した。
【結果】1.VSCは,メチルメルカプタンが摂取前に比べて摂取2週間後に有意に減少した。口腔自覚症状のスコアは,7項目中6項目が摂取1週間後から有意に減少し,摂取2週間後には全ての項目でスコアが有意に減少した。
2.硫化水素は摂取40分後から,メチルメルカプタンは摂取20分後から有意に減少したが,ジメチルサルファイドは変化が認められなかった。
【結論】Lactobacillus salivarius WB21株・茶カテキン配合オーラルタブレットは,口臭及び口腔自覚症状の改善に有用である可能性が示唆された。
【材料および方法】1.2週間摂取による口臭及び口腔自覚症状に及ぼす影響
健常者7名(男3名,女4名,48.4±3.8歳)を対象にオーラルタブレットを1日3回,2週間なめて摂取させ,摂取前,摂取1及び2週間後にオーラルクロマを用いて呼気中の揮発性硫黄化合物(VSC)を測定した。口腔自覚症状はアンケート調査を実施し,VASスコアで評価を行った。
2.1回摂取による口臭の経時的変化に及ぼす影響
健常者6名(男1名,女5名,45.8±5.7歳)を対象にオーラルタブレットを1回,なめて摂取させ,摂取前,摂取5,20,40,60分後にオーラルクロマを用いて呼気中のVSCを測定した。
【結果】1.VSCは,メチルメルカプタンが摂取前に比べて摂取2週間後に有意に減少した。口腔自覚症状のスコアは,7項目中6項目が摂取1週間後から有意に減少し,摂取2週間後には全ての項目でスコアが有意に減少した。
2.硫化水素は摂取40分後から,メチルメルカプタンは摂取20分後から有意に減少したが,ジメチルサルファイドは変化が認められなかった。
【結論】Lactobacillus salivarius WB21株・茶カテキン配合オーラルタブレットは,口臭及び口腔自覚症状の改善に有用である可能性が示唆された。