日本歯周病学会60周年記念京都大会

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一般演題ポスター

教育

一般演題ポスター
教育

2017年12月16日(土) 09:00 〜 17:00 ポスター会場 (さくら)

P-094~P-096
(ポスター討論:11:40~12:30)

[P-095] 音波歯ブラシを用いた歯周病実習に関するアンケート調査

Questionary survey about the sonic toothbrush in the periodontal basic training

白川 哲1,長野 孝俊1,五味 一博1,大塚 秀春4,林 丈一朗4,申 基喆4,藤村 岳樹2,菊池 毅2,三谷 章雄2,両角 祐子3,佐藤 聡3,佐故 竜介5,中村 卓5,吉成 伸夫5/Satoshi Shirakawa1,Takatoshi Nagano1,Kazuhiro Gomi1,Hideharu Ootuka4,Joichiro Hayashi4,Kitetsu Shin4,Takeki Fujimura2,Takeshi Kikuchi2,Akio Mitani2,Yuko Morozumi3,Soh Sato3,Ryusuke Sako5,Suguru Nakamura5,Nobuo Yoshinari5 (鶴見大学歯学部歯周病学講座1,愛知学院大学歯学部歯周病学講座2,日本歯科大学新潟生命歯学部歯周病学講座3,明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学講座4,松本歯科大学歯科保存学講座5/Department of Periodontology, Tsurumi University School of Dental Medicine1,Department of Periodontology, School of Dentistry, Aichi Gakuin University2,Department of Periodontology, School of Life Dentistry at Niigata, The Nippon Dental University3,Division of Periodontology, Department of Oral Biology and Tissue, Engineering, Meikai University School of Dentistry4,Department of Operative Dentistry Endodontology and Periodontology, School of Dentistry Matsumoto Dental University5)

研修コード:2504

キーワード:音波歯ブラシ、歯周病実習、アンケート

【目的】音波歯ブラシは一般に普及しつつあるが歯学教育において歯ブラシ法実習のほとんどは手用歯ブラシについてあり,音波歯ブラシを用いての実習はあまり行われていないのが現状である。本学をはじめとする5校では数年前より音波歯ブラシを用いた実習を行っている。そこで,アンケートを用い学生の音波歯ブラシ実習に対する評価を行ったので報告する。
【材料および方法】日本歯科大学新潟歯学部,明海大学,鶴見大学,松本歯科大学,愛知学院大学の各第4学年の学生を対象として音波歯ブラシ実習を行った後,音波歯ブラシ実習の有用性,音波歯ブラシの使用感や有効性,音波歯ブラシの継続使用の意思や推奨についてアンケートを行った。また,追跡調査を行い音波歯ブラシの使用状況について調査した。
【結果および考察】音波歯ブラシ実習の有用性・使用法を学ぶことが重要であると約90%の学生が回答した。また継続して使用したいと同様に回答した。また学生の84%が誰かに勧めたいと回答した。追跡調査した結果,約半数の学生が継続使用していると回答した。また,約半数の学生が実際に音波歯ブラシを人に勧めたと回答した。
【結論】現在普及している音波歯ブラシの使用法を患者に正しく伝えるためには音波歯ブラシを用いた実習を行い,その特性を理解しておくことは重要であり,そのことを学生も理解したと考える。今後さらに音波歯ブラシをはじめとする電動歯ブラシが普及することが考えられ,通常の歯ブラシ法の実習に加え,同実習を行っていくことは有用であると考えられた。