*中田 由夫1 (1. 筑波大学体育系)
セッション情報
公募シンポジウム
シンポジウム20.健康づくり支援者がおさえておきたい健康日本21(第三次)における身体活動・運動を推進する「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」とそのエビデンス
2024年10月30日(水) 13:40 〜 15:15 第2会場 (札幌コンベンションセンター 大ホールB)
座長:宮地 元彦(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授)、篠田 邦彦(新潟大学医学部非常勤講師 新潟大学名誉教授)
2024度に開始される健康日本21(第三次)における身体活動・運動の目標達成を推進することを目的として、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」が2024年1月に公表された(https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001171393.pdf)。
本ガイドは、厚生労働科学研究班が身体活動・運動に関する最新の研究や調査結果を取りまとめ、その成果に基づいて厚生労働省健康局が推奨事項などを体系的にまとめたものである。本ガイドでは、「個人差等を踏まえ、強度や量を調整し、可能なものから取り組む」「今より少しでも多く体を動かす」といった基本的な考え方が示され、健康な人だけでなく、すでに何らかの疾患を有する人、障害のある人、妊産婦など、多様な人々に対し、身体活動と運動の便益を提供することを大きな目標としている。新たに、座りっぱなしの時間の減少を奨励したこと、子どもたちを含むライフタイムごとの推奨事項を定めたこと、運動として筋力トレーニングを奨励したことなどが奨励事項として挙げられている。また、国民に対する推奨事項だけでなく、地域や職域における身体活動・運動への参加を促す環境や仕組みの整備に関する情報なども、健康づくりの専門家に向けて提供されている。
本シンポジウムでは、本ガイドの推奨事項の背景にあるエビデンスを聴衆である公衆衛生に携わる皆様と共有すると共に、本ガイドをどのように活用していくかについて対話を深めることを目的とする。
*菊池 宏幸1 (1. 東京医科大学公衆衛生学分野 准教授)
*岡 浩一朗1 (1. 早稲田大学スポーツ科学学術院)
*篠田 邦彦1 (1. 新潟大学医学部非常勤講師 )