第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム38 生誕から看取りまで多領域連携 ~HIV感染者の医療をデザインする薬剤師の視点~

2024年11月3日(日) 13:35 〜 15:35 第7会場 (幕張メッセ 国際会議場 3F 303会議室)

オーガナイザー: 増田 純一(国立国際医療研究センター病院薬剤部), 関根 祐介(東京医科大学病院薬剤部), 座長: 吉野 宗宏(大阪医療センター薬剤部), 築地 茉莉子(千葉大学医学部附属病院薬剤部)

抗HIV薬の進化に伴いHIV感染症はウイルスコントロール可能な慢性疾患となり、HIV感染者(PLWH)の生命予後は非感染者と同程度となってきている。しかし慢性的にウイルスが感染している疾患であるがゆえに、非感染者と比較して高脂血症、糖尿病、高血圧症などの合併率が、20歳代から高いことが知られている。したがってまず、母子感染予防などによってHIVに感染させないこと、またHIV感染が判明した時点から様々な合併症に罹患しない、あるいは重症化させないような支援が看取りまでの長期にわたって必要である。その中で薬剤師は、多領域かつ多職種の医療従事者と連携しながら、PLWHに対して必要最大かつ最低限の薬剤を選択し、服薬アドヒアランスを高める責務がある。本シンポジウムでは、HIV感染者の一生を見通した医療をデザインする薬剤師の視点を多職種で考えたい。

×

認証

×

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン