第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム17 制吐療法の未来展望:改定ガイドライン、新規エビデンス、未解決課題の研究と患者報告アウトカムの視点から

2024年11月2日(土) 15:45 〜 17:45 第12会場 (TKP東京ベイ幕張ホール 2F ホール1・2)

オーガナイザー: 青山 剛(公益財団法人 がん研究会有明病院 薬剤部), 飯原 大稔(岐阜大学医学部附属病院 薬剤部), 座長: 青山 剛(公益財団法人 がん研究会有明病院 薬剤部), 飯原 大稔(岐阜大学医学部附属病院 薬剤部)

抗がん薬治療に起因する悪心・嘔吐は、患者が最も辛いと訴える副作用の一つであり、これは患者のQOLを低下させ、治療効果を減弱する要因となっている。この問題に対処すべく、制吐薬適正使用ガイドラインが公開され、今回、第2版から8年ぶりとなる大幅な改定がおこなわれ、オランザピンを含む新規制吐療法の推奨など、治療アプローチにいくつもの変化が生じた。
本シンポジウムは、制吐薬適正ガイドライン作成委員によって企画され、ガイドライン改訂のポイントや解釈方法に焦点を当てながら、ガイドライン発出後の新規エビデンスや将来的な臨床的課題にも注目する。また、患者を積極的にインクルーシブし、患者の声を反映させることが治療の質向上に不可欠であることから、電子患者報告アウトカム(ePRO)を含む悪心・嘔吐の評価手法について検討する。
本シンポジウムが制吐療法の発展を促し、新たなエビデンスを形成する契機となることを期待する。

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