○竹内 裕紀1,2, 松本 有右2 (1.東京医科大学病院 薬剤部, 2.東京薬科大学)
セッション情報
シンポジウム
シンポジウム53 地域医療で求められる保険薬局薬剤師のTDM業務について考える
2024年11月4日(月) 13:35 〜 15:35 第5会場 (幕張メッセ 国際会議場 3F 301会議室)
オーガナイザー: 加藤 隆児(大阪医科薬科大学薬学部), 松元 加奈(同志社女子大学薬学部), 座長: 浦嶋 庸子(大阪大谷大学薬学部), 加藤 隆児(大阪医科薬科大学薬学部)
我が国の医療現場に治療薬物モニタリング(TDM)業務が導入されて50年近くが経過しようとしている。今日、TDMは病棟業務やantimicrobial stewardship teamの一員として中核的役割を果たす病院薬剤師にとって、血中濃度という科学的根拠に基づいた処方提案に向けた有用なツールとして定着している。
一方、地域医療に目を向けた場合、その中核的役割を果たす保険薬局薬剤師にとって、残念ながらTDMは未だ身近な存在とはなっていない。しかし、在宅患者への関与をはじめとして、地域医療における薬物療法の適正化に向けた関与が期待されている保険薬局薬剤師にとって、その大いなるツールとなり得るTDMを日常業務として導入することに躊躇している状況なのではないか。
本シンポジウムでは、地域医療を担う保険薬局薬剤師業務へのTDMの導入の道筋について、薬剤師、医師および大学教員といった様々な立場から議論したい。
○前田 稔彦 (まえだ耳鼻咽喉科クリニック)
○藤田 あゆみ (株式会社 スギ薬局 事業本部 医療戦略室)
○松元 加奈1, 和田 晶子1, 浦嶋 庸子2, 加藤 隆児3 (1.同志社女子大学 薬学部 臨床薬剤学研究室, 2.大阪大谷大学 薬学部 臨床薬剤学講座, 3.大阪医科薬科大学 薬学部 薬物治療学1研究室)