第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム11 妊娠中の医薬品使用と児への影響~情報源の読み解き方と批判的吟味の重要性~

2024年11月2日(土) 13:30 〜 15:30 第5会場 (幕張メッセ 国際会議場 3F 301会議室)

オーガナイザー: 八鍬 奈穂(国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター), 小西 久美(筑波大学附属病院 薬剤部), 座長: 八鍬 奈穂(国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター), 小西 久美(筑波大学附属病院 薬剤部)

妊婦は倫理的配慮から現時点では臨床試験から除外されるため、上市時点では妊娠中の医薬品使用に関する情報はほとんどない。添付文書や審査報告書に加え、上市後は、有害事象報告や妊娠レジストリなどの情報を参考にすることも可能となるが、読み解くには注意が必要である。また、妊婦の医薬品使用が増えることで、TISなどの相談例を用いた研究や、国家ベースでの妊娠、処方や出生児等をリンケージしたレジストリ情報を用いた研究、母児連結可能な処方レセプト情報を用いた研究などが実施される。これら研究には強みや限界があるため、批判的吟味を行うことが重要となる。本シンポジウムでは、妊娠中の医薬品使用と児への影響に関する情報源を評価するために必要となる読み解き方、批判的吟味について提示し、当該分野の情報源の特徴について共有する。そして、複数の研究を個々に評価し総合的に判断することの重要性について考えてみたい。

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