○中川 潤一 (弘前大学医学部附属病院 薬剤部)
セッション情報
シンポジウム
シンポジウム20 高齢者率30%超えの超高齢社会における薬物投与設計をデザインするためのTips
2024年11月2日(土) 15:45 〜 17:45 第13会場 (TKP東京ベイ幕張ホール 2F ホール3・4・5)
オーガナイザー: 新岡 丈典(弘前大学医学部附属病院 薬剤部), 猿渡 淳二(熊本大学 大学院生命科学研究部(薬学系)薬物治療設計学講座), 座長: 猿渡 淳二(熊本大学 大学院生命科学研究部(薬学系)薬物治療設計学講座), 新岡 丈典(弘前大学医学部附属病院 薬剤部)
我が国の2022年時点における65歳以上の高齢者人口は3627万人に達し、2025年には、高齢者率が30%を超える超高齢社会へと突入する。高齢者の薬物療法の課題としてポリファーマシー対策が求められるが、その一環として、薬物体内曝露量の適正化アプローチは必須となる。高齢者は成人と比較し、肝腎機能の低下や体水分量の低下など、薬物の体内曝露量が増加する要因を有する。一方で、加齢は薬物クリアランスを説明するための1要因にすぎないことから、各薬物の動態学的特性や各患者の生理学的特性も加味したうえで、投与計画をデザインする必要がある。本シンポジウムでは、高齢者の薬物動態にフォーカスをあて、がん、感染症、循環器疾患、精神神経疾患に用いられる薬物の個別化投与設計について議論したい。各4領域の薬物は診療科をまたいで使用されることから、専門領域を超えた薬物療法支援に資する情報を会場全体で共有したい。
○小松 敏彰 (北里大学病院 薬剤部)
○見野 靖晃 (浜松医科大学 医学部 附属病院 薬剤部)
○猿渡 淳二 (熊本大学 大学院生命科学研究部 薬物治療設計学講座)