第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム32 患者のために医薬品リスク管理計画(RMP)をどのように活用すべきか?

2024年11月3日(日) 09:00 〜 11:00 第5会場 (幕張メッセ 国際会議場 3F 301会議室)

オーガナイザー: 内倉 健(昭和大学薬学部病院薬剤学講座), 若林 進(杏林大学医学部付属病院 薬剤部), 座長: 内倉 健(昭和大学薬学部病院薬剤学講座), 赤瀬 朋秀(日本経済大学大学院 経営学研究科)

2012年に発出された「医薬品リスク管理計画(以下RMP)指針」により、新薬等のRMP策定が始まってから10年以上が経過した。このRMPは、医薬品のベネフィットとリスクのバランスを評価し必要な安全対策を計画・実施することで、製造販売後の安全性の確保を図ることを目的としている。そのためRMPは、医薬品の安全対策において重要な役割を担っている。そして、日々患者と接する医療従事者もRMPを十分に理解し、RMP資材の利用や安全性検討事項に関する医薬品情報を収集して医療現場での対応を検討するなどの活用が求められ令和6年診療報酬改定でも注目されている。しかしながら、医療従事者の理解度が十分でなかったり、製薬企業によりRMPの記載粒度がさまざまであったりなどの課題も指摘されている。そのため、患者のためのRMPはどうあるべきか、改めて製薬企業、行政、医療現場(病院、薬局)の立場から考える機会としたい。

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