ミニセミナー2

[mini2-1] 摂食嚥下障害と錠剤（薬）嚥下障害

^○倉田なおみ (昭和大学薬学部 社会健康薬学講座 社会薬学部門、昭和大学薬学部 臨床薬学講座 臨床栄養代謝学部門)

錠剤と水を一緒に飲む服薬は、均一な食塊を嚥下する食物よりも高度な嚥下機能が必要となる。錠剤が飲みにくい人は多いのに“錠剤嚥下障害”という言葉すらない。錠剤(他剤形を含む)が飲みにくい状況を「錠剤(薬)嚥下障害」と定義した。錠剤嚥下障害の実態と錠剤粉砕の問題点を明確にし、その対応策について解説する。