22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

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症例検討ワークショップ

[CD3] 患者さんに関する情報共有のあり方について

Sat. Jun 24, 2017 10:00 AM - 11:30 AM 第13会場 (アネックスホール F203+204)

座長:馬場美華(吹田徳洲会病院 緩和医療科)、風間郁子(筑波大学附属病院 看護部)

企画趣旨
ディスカッションのポイント
 がん治療の経過が年単位にわたる中で、がん患者は原病や治療に関連する多様な経験を通して、身体症状だけではなく、さまざまな苦悩を抱える。また、患者は、医療スタッフの職種により、発言や、態度、行動を変化させることがしばしば見受けられ、今回のケースのように治療方針に関わる重大な情報を主治医以外が得ることも日常臨床では時折あるのではないだろうか。
 今回のセッションでは、「患者さんから得られた情報をどのようにスタッフ間で共有するか」「共有した情報をどのように治療やケアに繋げていくか」について、皆さまが日常臨床で行っている対応やその方法を共有しながら一緒に考えていこうと思う。
1.患者さんから得られた情報を、他の医療者と共有するかどうかの判断はどのようにするのがいいだろうか?
・誰がどのように決めるのがいいだろうか?
2.患者さんから得られた情報をスタッフ間で共有する際に、患者さんからの承諾は必要だろうか?
・情報の内容によっては承諾が必要と考える場合、実際にどのような内容について承諾を得るのがいいだろうか?
3.患者さんが、スタッフ間での情報共有を希望されなかった場合、どのように対応したらいいだろうか?
・患者さんと医療者が考える「患者さんのプライバシーを守ること」の違いは何か?
・カルテ以外での共有方法は検討できるだろうか?
4.共有した情報を、どのように治療やケアに繋げていくのがいいだろうか?
・すぐにケアに繋げられる内容と、慎重に対応したほうがいい内容の違いはなにか?
・特に、共有した情報を治療やケアに活かすことが難しい場合にどのように対応したらいいだろうか?

馬場 美華 利益相反1 〜 13:該当無し
風間 郁子 利益相反1 〜 13:該当無し