第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

委員会企画

[CM2] 専門医認定・育成委員会企画 日本緩和医療学会専門医制度

2017年6月23日(金) 10:45 〜 12:15 第13会場 (アネックスホール F203+204)

座長:橋口さおり(慶應義塾大学病院 緩和ケアセンター)、大坂巌(静岡県立静岡がんセンター 緩和医療科)

企画趣旨
 専門医制度は、専門性の確立の柱のひとつです。当学会の専門医制度は2010年に始まり、これまでに8期までの認定をいたしましたが、ニーズと比較して不足しているのが現状です。専門医の養成のためには、専門医として必要とされる知識と技術と科学的思考を持った人材を育てるためのカリキュラムがあること、カリキュラムに沿った教育ができるプログラムがあることが必要となります。しかし、地域や施設によっては、研修を受ける機会が限られています。学会では、緩和医療の質の向上や均てん化に向け、いくつかの制度を設けて対応しています。ひとつは、研修施設外研修で、認定研修施設以外でも一定の条件を満たした施設に所属している場合は、研修期間の延長はありますが専門医研修として認めています。また、2017年度からは認定医制度を設けることになりました。これは、専門医の要件は満たさないものの、専門的緩和ケアを提供する場において必要な広い知識を持ち、緩和医療の進歩に基づく治療とケアに精通し、専門的緩和ケアを実際に提供している医師に認定医の資格を認めるものです。この企画では、専門医教育カリキュラム改訂、専門医試験の概要と受験のためのポイントの解説、専門医更新について、認定医制度概要、新専門医制度についてなど、本学会の専門医制度に関する最近の動きについて呈示するとともに、意見交換の場といたします。

橋口 さおり
利益相反1 ~ 13:利益相反開示事項9(「分類」A、「名称」塩野義製薬株式会社、協和発酵キリン株式会社、「時期」平成28年度、「内容」緩和ケアに係る教育や分野のレベルアップに必要な経費に使用)、左記以外は該当無し
大坂 巌
利益相反1 ~ 13:利益相反開示事項4(大鵬薬品工業株式会社、ヤンセンファーマ株式会社)、左記以外は該当無し