22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

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委員会企画

[CM3] 国際交流委員会企画 韓国・台湾・日本における緩和医療の現況と将来
~緩和医療のグローバル化戦略~

Fri. Jun 23, 2017 3:45 PM - 5:15 PM 第6会場-1 (会議センター 311+312)

座長:東口髙志(藤田保健衛生大学病院 医学部外科・緩和医療学講座)

企画趣旨
 急激な高齢化に伴ってわが国・日本の死亡者数は現在の120万人から25年後には170万人に膨れ上がる。この+50万人の内、20万人ががんによる死亡であり、2035年にはがんによる死亡者数は総計50万人を越える計算となる。この膨大な数のがん患者一人一人が、いきいきと生ききれるような算段が本当に可能なのであろうか?可能にしなければ多くの国民が路頭に迷うことになり、医療の領域だけでなく生活の場でも緩和どころか苦悩を背負う事になりかねない。このことはわが国だけのことではなく、近隣の韓国や台湾でも同様である。より幸せな社会作りをなすためには、まずその基盤として、がんをはじめとする難病に対する治療の一環としての緩和医療の確立や、在宅医療・介護・福祉を包含した国民一人一人への生活を全うできる緩和的地域連携などが必須であろう。
 今回、本学会国際交流委員会は、わが国に加え以前より交流のある隣国、韓国と台湾から緩和医療のエキスパートをお迎えして、各国の緩和医療の現況と将来について述べていただく。さらに、可能であれば各国における近未来社会における緩和医療のグローバル化戦略についてもご討議したいと思う。

東口 髙志
利益相反1 ~ 13:利益相反開示事項10(「分類」A、「名称」シップヘルスケアホールディングス株式会社、「時期」2015年7月1日より3か年、「内容」所属は大学医学部講座で異なるが、寄付講座の責任者を兼務している。)、左記以外は該当無し