第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

委員会企画

[CM6] 専門的・横断的緩和ケア推進委員会企画
緩和ケアチームが「活動内容の改善と提供する緩和ケアの質の向上」を
目指して取り組むべきことは何か

2017年6月24日(土) 08:15 〜 09:45 第12会場 (アネックスホール F201+202)

座長:加藤雅志(国立がん研究センター がん対策情報センター)、秋月伸哉(千葉県がんセンター 精神腫瘍科)

企画趣旨
 緩和ケアチームの活動が全国に広まる一方で、がん拠点病院でも十分な苦痛緩和が行われていないとの指摘があります。全国で適切に苦痛緩和が行われるよう緩和ケアチームの活動が期待されており、チーム活動の質が問われています。そのような中、緩和医療学会ではがん拠点病院等の緩和ケアチームが活動の質を高めていくための支援に取り組んでいます。緩和ケアチームの構成員や求められる役割は病院ごとに異なりますが、「緩和ケアチーム登録」は全国の緩和ケアチームが活動実績を登録することで、全国の状況を把握するとともに、それぞれのチームが全国的に見てどのような状況にあるか評価することができるものです。
 2016年度からは新たに「緩和ケアチームセルフチェックプログラム」を開始しました。このプログラムは緩和ケアチームの各メンバーがチームの活動を見直し、PDCAサイクルを確保しつつ改善計画を立案するものです。2016年度は83施設が登録し、97%が有用であると評価しました。緩和ケアチームの主な問題点として、チーム内や依頼者とのコミュニケーション不足、活動の評価・改善の取り組み不足などがあげられました。
 本シンポジウムでは、2016年度の緩和ケアチーム登録集計結果、セルフチェックプログラム開発の背景、参加報告の解析結果、実際に参加した緩和ケアチームの運用報告をもとに、緩和ケアチームの質の向上に必要なことについて議論を行います。

加藤 雅志
利益相反1 ~ 13:該当無し
秋月 伸哉
利益相反1 ~ 13:該当無し

坂下明大1,2,3、安保博文2、伊勢雄也2、海津未希子2、品田雄市2、菅野康二2、中澤葉字子2,3、山代亜紀子2、秋月伸哉3、加藤雅志3 (1.神戸大学医学部附属病院, 2.日本緩和医療学会 専門的・横断的緩和ケア推進委員会 緩和ケアチーム自施設評価WPG, 3.日本緩和医療学会 専門的・横断的緩和ケア推進委員会)

中澤葉宇子1,2,3、坂下明大2,3、安保博文2、伊勢雄也2、海津未希子2、品田雄市2、菅野康二2、山代亜紀子2、秋月伸哉3、加藤雅志3 (1.国立がん研究センター がん対策情報センター, 2.日本緩和医療学会 専門的・横断的緩和ケア推進委員会 緩和ケアチーム自施設評価WPG, 3.日本緩和医療学会 専門的・横断的緩和ケア推進委員会)