22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

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シンポジウム

[SY15] ~何をいつ、どう選ぶ?~

~何をいつ、どう選ぶ?~

Fri. Jun 23, 2017 10:45 AM - 12:15 PM 第12会場 (アネックスホール F201+202)

座長:赤司雅子(武蔵野赤十字病院 緩和ケア内科)、川島正裕(市立岸和田市民病院 緩和ケア内科)

企画趣旨
 医療・介護関連肺炎(NHCAP)は急激な高齢化社会や抗菌薬治療の発達によって増加傾向にある予後不良な肺炎で、高齢者における誤嚥性肺炎が大きな割合を占めています。社会的・身体的にさまざまな要因を含む疾患群であることから、それぞれの患者背景に基づいた治療方針の設定が必要となります。人生を包括したよりよい治療方針の設定のために、感染症科や呼吸器科の観点から抗菌薬の選択や栄養管理について、緩和ケアや倫理面の観点から症状緩和、治療の継続と差し控えなどについての検討が必要で、それぞれのバランスが求められます。「NHCAPの緩和ケアとしての包括的治療戦略-治療とケアのコンビネーション・セラピー」について、感染症科、呼吸器内科、緩和ケアの分野から問題意識の高い先生方にご登壇いただき、今後のNHCAPを考えていく方針の基盤にしていただければと思います。それぞれの立場からNHCAPの診療においての重要なポイントを発表していただき、NHCAPのモデルケースを通して「抗菌薬を投与する、投与しない?」、「どのように症状緩和を行う?」、「食べ続ける、絶食にする?」「救命処置はどこまで行う?」といった日々の臨床での悩みを会場の皆さんと一緒に考える機会となればと思います。

赤司 雅子 利益相反1 〜 13:該当無し
川島 正裕 利益相反1 ~ 13:該当無し