22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

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シンポジウム

[SY17] コミュニケーションスキルをどう現場に活かすか

Fri. Jun 23, 2017 2:00 PM - 3:30 PM 第2会場 (会議センター メインホール)

座長:間島竹彦(国立病院機構渋川医療センター 精神腫瘍科・緩和ケアチーム)、白井由紀(京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻)

企画趣旨
 医療の現場において、患者さんに重大な知らせを伝える際や、患者さんから返答に困る質問や言葉を投げかけられた際に、医療者は患者さんとのコミュニケーションに困難を感じることがあります。しかし、コミュニケーションは学習可能なスキルであり、近年は各医療職種を対象にロール・プレイを取り入れたコミュニケーション技術研修会が行われています。コミュニケーションは医療者から患者への一方通行の情報提供ではなく、双方向の情報共有であることや、言語的情報以上に、非言語的メッセージが重要な役割を果たしていることから、研修会では、医学情報の提供技術だけでなく、患者への心理的ケアの技術の習得も求められています。また、多職種が関わるチーム医療の際には、医療者同士のコミュニケーションも患者-医療者間のコミュニケーションと同等に重要な位置を占めると考えられます。
 このようなスキルをどのように学習し、学習したスキルを現場でどう活かすか。本シンポジウムは、腫瘍内科医、臨床心理士、薬剤師、看護師のシンポジストを招き、それぞれの立場から研修会の内容や実臨床でのコミュニケーション・スキルの活用についてお話しいただき、活発に議論したいと思います。皆さんとともに、コミュニケーションについて考えたいと思います。ご参加をお待ちしております。

間島 竹彦 利益相反1 〜 13:該当無し
白井 由紀 利益相反1 ~ 13:該当無し