22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

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シンポジウム

[SY28] リンパ浮腫予防・治療における多職種連携(地域連携)を考える

リンパ浮腫予防・治療における多職種連携(地域連携)を考える

Sat. Jun 24, 2017 8:15 AM - 9:45 AM 第1会場 (国立大ホール)

座長:宗定水奈子(がん・感染症センター 都立駒込病院 緩和ケアセンター)、横山晶子(医療法人倫生会 三州病院 緩和ケア病棟)

企画趣旨
 リンパ浮腫は患者のQOLを著しく低下させるにも拘らず施設によって対応に差があり十分とは言えない現状です。特にがん治療後の続発性リンパ浮腫は全リンパ浮腫の8 〜 9割を占めおり一度発症すると根治は難しく生涯付き合っていかなければなりません。このため未発症の段階からモチベーションを保ちながら予防行動を継続する必要があります。このように対象患者数はたいへん多く施設内外における他職種連携の重要性はますます高まる事が予測されます。
 続発性リンパ浮腫発症の予防、適切な治療を「早期に、誰にでも、どこでも」提供できるようにするために私たちは何ができるのでしょうか?
 2008年度に「弾性着衣療養費支給」や「リンパ浮腫指導管理料」が保険収載され2016年度には「リンパ浮腫複合的治療料」が算定可能となりました。施設基準のハードルが高く保険診療できる医療機関は未だ少ないなど多くの課題が残っていますがそれでも確実にリンパ浮腫を取り巻く環境は変化しています。
 このシンポジウムではリンパ浮腫医療提供(リンパ浮腫外来など)の運営方法、職種・チーム間の連携、地域の連携について医師・看護師・理学療法士・作業療法士の方々にそれぞれの立場からその取り組みや課題を発表して頂きます。リンパ浮腫に関わる医療者の方々、悩みながら試行錯誤しておられませんか?今後のリンパ浮腫医療について一緒に語りましょう。ご参加をお待ちしております。

宗定 水奈子 利益相反1 〜 13:該当無し
横山 晶子 利益相反1 ~ 13:該当無し