22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

Session information

シンポジウム

[SY34] がん患者の呼吸器症状の緩和

Sat. Jun 24, 2017 3:10 PM - 4:40 PM 第4会場 (会議センター 301+302)

座長:田中桂子(がん・感染症センター都立駒込病院 緩和ケア科)、渡邊紘章(小牧市民病院 緩和ケア科)

企画趣旨
 がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン2016年版では、「呼吸困難」の推奨の一部が改訂され、「悪性胸水」「咳嗽」「死前喘鳴」の推奨が追加されました。このセッションではまず、ガイドライン作成の立場から改訂WPG員の渡辺紘章先生にご登壇いただき、改訂の重要な点、特に「推奨しない」とした項目について、その文献的根拠、推奨文作成における考え方と意図を概説し、現場での活用の仕方についての注意点をまとめていただきます。続いて、エンドユーザーの立場から、「呼吸困難」について長岡広香先生、「悪性胸水と咳嗽」を細尾咲子先生、「死前喘鳴」を矢吹律子先生にご登壇いただき、ガイドラインの推奨文だけでなく解説文も含めてどのように解釈するか、実際の症例にどのように活用しているか、特に、推奨されていない治療法はどのような時に行っているのか、その際の注意点やコツについて、現場の実情をお話いただきます。このセッションを通して、ガイドラインの推奨の根拠はどこにある?推奨文と解説文をどう解釈する?という「知識の整理」と、臨床現場で各症例にどう活用する?どう考える?という現場力向上のための「考え方の整理」ができるようにしたいと思います。皆様もぜひ現場の「疑問」を携えて、どうぞお気軽にご来場ください。

田中 桂子 利益相反1 〜 13:該当無し
渡邊 紘章 利益相反1 ~ 13:該当無し