22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

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シンポジウム

[SY36] 小児の終末期、どこでどう過ごす?

Sat. Jun 24, 2017 3:10 PM - 4:40 PM 第11会場 (会議センター 503)

座長:多田羅竜平(大阪市立総合医療センター)、松岡真里(高知大学 医学部 看護学科)

企画趣旨
 病気や障がいをもつ子どもたちの多くが、医療技術の進歩の恩恵を受け、多くの命が救われるようになりました。その反面、今の医療をもっても、治癒が見込めず、余命の限られた子どもも少なからず存在しています。
 小児緩和ケアの対象は、小児がんだけでなく、重い障がいや心疾患など非がんの子どもが含まれます。なかでも、近年、小児がんの治療・療養において、成人と同様に在宅療養が視野に入れられるようになってきました。しかし、受ける側の在宅医療だけでなく、子どもを送り出す側の病院でも、経験が少ないのが現状です。治癒が見込めず余命の限られた子どもとその家族が、どこでどう過ごしたいのか?子どもの終末期の意思決定支援など、たくさんの課題があると感じています。
 今回のシンポジウムでは、小児がんの子どもとその家族への終末期ケアに関する実例を通して、子どもの終末期を支える医療について考える機会にしたいと思っております。シンポジストの方には、病院、在宅それぞれの立場でのご経験と、感じておられる課題をご提示頂きます。そして、会場のみなさまと、治癒が見込めず余命の限られた子どもとその家族が、どこに暮らしていても安心して幸福に過ごすことができるために、多施設、多職種の協働によるシームレスな実践の在り方について考えるシンポジウムにしたいと考えております。小児医療に携わっておられる方に限らず、多数の方のご参加をお待ちしております。

多田羅 竜平 利益相反1 〜 13:該当無し
松岡 真里 利益相反1 ~ 13:利益相反開示事項6(医学書院)、左記以外は該当無し