第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

シンポジウム

[SY5] 地域社会で緩和ケアを提供するためには

2017年6月23日(金) 09:00 〜 10:30 第10会場 (会議センター 501+502)

座長:岡山幸子(宝塚市立病院 緩和ケア病棟)、高橋正裕(社会医療法人財団聖フランシスコ会 姫路聖マリア病院 緩和ケア内科)

企画趣旨
 高齢者の尊厳保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築が推進されています。また、緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM)では、地域ごとに緩和ケアのネットワーキングを構築することが重要であると報告されました。この二つの事象を鑑みると、どうやら、我々緩和医療学会に集う医療者は、各地域で患者・家族を支援していくための緩和ケアシステムと、地域包括ケアシステムを融合し、よりよいケアシステム構築していくことが求められているのではないでしょうか。そして、急速な多死社会を迎える我が国においては、このケアシステム構築を急ぐことが求められているのではないでしょうか。そこで、このセッションでは、この分野における関西地区2府4県の代表者(オピニオンリーダー)にご登壇頂き、各府県での取組や課題についてご発表頂きたいと思います。もちろん、2府4県の地域事情は大きく異なることが予想されます。そして、同じ府県内でも、大きな地域差がある府県もあると思います。地域事情の違いを知り、その一方で共通点を見いだすことにより、関西人が考える、関西人による、関西人の緩和ケアネットワーキングの構築を、みんなで考えましょう。

岡山 幸子 利益相反1 〜 13:該当無し
高橋 正裕 利益相反1 〜 13:該当無し

山﨑圭一1,2,3、江藤美和子3、任幹夫4、宮崎さゆり4、中田健5、濱中裕子5、池田恢5、所昭宏6、武田ヒサ6、内藤潤6 (1.ベルランド総合病院 緩和ケア科, 2.ベルランド総合病院 乳腺センター, 3.ベルランド総合病院 緩和ケアチーム, 4.大阪労災病院 緩和ケアチーム, 5.堺市立総合医療センター 緩和ケアチーム, 6.近畿中央胸部疾患センター支持・緩和療法チーム)