The 23rd congress of the JSPM

Session information

スポンサードシンポジウム

[SSY1] みんなで考えるよりよい突出痛治療~進まないレスキュー薬の自己管理の課題と解決策を考える~

Fri. Jun 15, 2018 5:30 PM - 6:30 PM スポンサードシンポジウム会場 (神戸国際展示場 3号館1階会議室)

座長:的場 元弘(青森県立中央病院 副院長)

共催:協和発酵キリン株式会社

的場 元弘 利益相反1~13:該当無し

企画趣旨
 がん疼痛管理において、医療用麻薬の適正使用は必要不可欠です。外来や退院後の患者であれば患者自身や家族が医療用麻薬を管理し、疼痛コントロールをしていますが、入院患者においては多くの施設で患者自身ではなく医療者管理を行っているのが現状です。疼痛治療開始後も鎮痛薬の切れ目の痛みや動作に伴う痛み、これらによらない突出痛等がみられることもあり、速やかに治療することが大切です。入院中などに、レスキュー薬の管理が許されていない場合には、疼痛出現時にタイムリーに薬が使用できず、質の高い痛みの治療とはなりません。がん疼痛治療は患者自身のセルフケアが重要であり、安全性を考えつつ麻薬の自己管理の普及や教育について考えていく必要があります。
 2006年『病院・診療所における麻薬管理マニュアル』(厚生労働省医薬食品局 監視指導・麻薬対策課)において、疼痛コントロールを向上させるために入院患者が自ら麻薬を管理することが盛り込まれました。また、2017年に改訂された『医療用麻薬適正使用ガイダンス』(厚生労働省医薬・生活衛生局 監視指導・麻薬対策課)において、入院患者による麻薬の自己管理の普及が十分に浸透していないため、退院後の適切な服薬の自己管理や痛みの自己管理を促進する目的で、「服薬を自己管理することの意義」や「指導内容」について明記されました。
 本シンポジウムでは、なかなか進まないレスキュー薬の自己管理の課題と解決策について、医師・看護師・薬剤師の立場から、よりよい突出痛治療について考えていきたいと思います。
プログラム
・レスキュー薬の自己管理について~日本の現状とあるべき姿~
 的場 元弘(青森県立中央病院 副院長)
・自己管理の課題と解決策~看護師の立場から~
 高下 典子(岡山大学病院 緩和支持医療科 緩和ケア認定看護師)
・自己管理の課題と解決策~薬剤師の立場から~
 岡本 禎晃(市立芦屋病院 薬剤科 部長)
的場 元弘 利益相反1~13:該当無し高下 典子 利益相反1~13:該当無し岡本 禎晃 利益相反1~13:該当無し