里見 絵理子1, 藤阪 保仁2, 宗定 水奈子3, 太田 桂子4, 宮部 貴識5 (1.国立がん研究センター中央病院緩和医療科, 2.大阪医科大学附属病院臨床研究センター/がんセンター, 3.がん・感染症センター都立駒込病院緩和ケアセンター, 4.島根大学医学部附属病院地域医療連携センター, 5.国立病院機構大阪医療センター薬剤部)
Session information
シンポジウム
[SY7] 外来がん医療と緩和医療の統合~ライブカンファで考える多職種連携~
Fri. Jun 15, 2018 2:00 PM - 3:30 PM 第1会場 (ポートピアホテル ポートピアホール)
座長:所 昭宏(国立病院機構 近畿中央胸部疾患センター 心療内科/支持・緩和療法チーム),關本 翌子(国立がん研究センター 東病院 看護部)
所 昭宏 利益相反1~13:該当無し
關本 翌子 利益相反1~13:該当無し
企画趣旨
最新の研究によれば治癒不能な進行がんへの早期からの緩和ケアとがん治療の統合的介入は有益であるとの科学的知見がある。(JCO2017, Jennifer S. Temel, JCO2018 GreerJA)
我が国のがん診療連携拠点病院では、緩和ケア外来の設置が必須要件となっており、すべての患者はがん治療とともに緩和ケア外来を受診できるようになっている。しかし、緩和ケア外来とがん治療医との連携、その問題に応じた多職種の連携、時間的制約、診療報酬など、外来から入院、他施設への転院、在宅移行など、施設間の活動の活発さにも差があり、外来における専門的な緩和ケアの提供は十分とは言えない。患者・家族のニーズを充足するためには、多職種で構成するチームが有機的に機能する必要性がある。外来診療と言う場で、患者・家族を中心として、ともに問題を共有し解決する医療チームとして、有効でバランスのとれたタイムリーな介入が求められる。
今回、外来での多職種連携を実践できるようにするため、個別化医療の進歩が著しい治癒不能な進行肺がん患者に対する治療の継続、支持・緩和医療と療養先の選択に関して、緩和ケア医、腫瘍内科医、看護師、薬剤師、MSWがライブカンファレンスを行う。
今回のライブカンファレンスが、参加者にとって、臨床でどのようにそれぞれの専門性を生かして実践していくかの一助になることを期待する。
演者
里見 絵理子(国立がん研究センター 中央病院 緩和医療科)
研究責任者:筆頭演者自身利益相反1~13:利益相反開示事項4(日本メドトロニック株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、ジョンソンエンドジョンソン株式会社、日本ライフライン株式会社、セント・ジュード・メディカル株式会社、ブリストル・マイヤーズ スワイブ株式会社、第一三共株式会社)、利益相反開示事項10(バイオトロニックジャパン株式会社、「分類」A、「時期」2017年9月-2020年8月、「内容」共同研究)、左記以外は該当無し
藤阪 保仁(大阪医科大学附属病院 臨床研究センター/がんセンター)
研究責任者:筆頭演者自身利益相反1~13:利益相反開示事項7(「分類」A、「名称」アステラス製薬株式会社、「研究名称」ASP8273の非小細胞肺癌に対する第Ⅲ相試験、「期間」2016/1/22-2018/12/31、「支払時期」年度末または治験終了時、「分類」A、「名称」メルクセローノ株式会社、「研究名称」非小細胞肺癌を対象にしたMSB0010718Cと白金製剤を含む2剤併用化学療法を比較する第III相非盲検試験、「期間」2016/4/5-2019/4/18、「支払時期」年度末または治験終了後、「分類」A、大鵬薬品工業株式会社、「研究名称」Pro-NETUの第Ⅱ相試験、「期間」2016/8/19-2018/9/30、「支払時期」年度末または治験終了後、「分類」A、「名称」ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社、「研究名称」小細胞肺癌第Ⅰ相試験、「期間」2016/11/28-2018/12/31、「支払時期」年度末または治験終了後)、左記以外は該当無し
宗定 水奈子(がん・感染症センター 都立駒込病院 緩和ケアセンター)
研究責任者:筆頭演者自身利益相反1~13:該当無し
太田 桂子(島根大学医学部附属病院 地域医療連携センター)
研究責任者:筆頭演者自身利益相反1~13:該当無し
宮部 貴識(国立病院機構 大阪医療センター 薬剤部)
研究責任者:筆頭演者自身利益相反1~13:該当無し