JSPN119

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委員会シンポジウム

委員会シンポジウム11
周産期の女性を支える精神科診療のあり方

Thu. Jun 22, 2023 1:15 PM - 3:15 PM D会場 (パシフィコ横浜ノース 3F G303+G304)

司会:渡辺 雅子(新宿神経クリニック精神科), 三原 伊保子(医療法人りぼん・りぼん三原デイケア+クリニックりぼん・りぼん)
メインコーディネーター:渡辺 雅子(新宿神経クリニック精神科)

委員会:男女共同参画委員会と親子・学校・女性に関する委員会の共催

男女共同参画委員会の活動は、会員の男女共同参画を推進することと、社会全体の男女共同参画を推進するために、特に現在充分な参画ができていない、女性を支援することの二つに分けられる。本シンポジウムでは、その後者を目的に、まだ会員に充分認知されているとは言えない、周産期ボンディング障害をとりあげる。同時に、親子・女性・学校委員会における学術研究及び支援活動においてもこのテーマは、きわめて関連が深い。実際にその観点から、独自の方法で周産期女性を支援し、学術的にもさまざまな研究をされてきた北村俊則先生からその概要を伺う。さらに、その観点に基づき、若手シンポジストから、周産期女性の乳児容貌認知を手がかりに、周産期ボンディング障害予防をめざす。後半では、より観点を多角化して、てんかん妊婦の安全な出産と心理ケアについて、女性精神科てんかん専門医から方策と経験を伺う。最後に、周産期女性を支えるために、本学会員として、認識しておくべき重要項目を加茂登志子先生から解説いただき、全体としての方向を確認する。人口減少の日本において、生みやすく育てやすい社会を作ることは、本質的な課題であり、本シンポジウムが果たす役割は大きいと考える。