JSPN119

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委員会シンポジウム

委員会シンポジウム15
rTMS療法の普及に向けた課題

Thu. Jun 22, 2023 3:30 PM - 5:30 PM K会場 (パシフィコ横浜ノース 4F G402)

司会:髙橋 英彦(東京医科歯科大学病院), 水野 雅文(東京都立松沢病院)
メインコーディネーター:鬼頭 伸輔(国立精神・神経医療研究センター病院精神診療部)
サブコーディネーター:中村 元昭(昭和大学発達障害医療研究所), 野田 賀大(慶應義塾大学医学部・精神・神経科学教室)

委員会:ECT・rTMS等検討委員会

わが国でも、2019年6月より反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法が保険診療として導入された。米国では、NeuroStar(Neuronetics, US)だけでも1,000以上の医療機関に導入され、今までに134,000人以上のうつ病患者がrTMS療法を受けている。一方、国内の現状としては、NeuroStarが導入された医療機関は40程度に限られている。このような理由としては、保険診療における算定要件や診療報酬などが各医療機関への普及の障壁となっているものと考えられる。本シンポジウムでは、rTMS療法を実施している医療機関を対象としたアンケート調査の結果を報告してもらうほか、現在進行形であるrTMSレジストリデータベースおよび市販後使用成績調査(PMS)の現況をもとに議論を深める。また、日本精神神経学会が作成、公表したrTMS適正使用指針の改定案についても概説する。これらを俎上に載せ、rTMS療法の普及に向けた課題を論じる。