第119回日本精神神経学会学術総会

セッション情報

委員会シンポジウム

委員会シンポジウム16
ウクライナ侵攻に関するメンタルヘルス上の諸課題

2023年6月22日(木) 15:30 〜 17:30 P会場 (パシフィコ横浜ノース 4F G416+G417)

司会:高橋 晶(筑波大学医学医療系災害・地域精神医学), 重村 淳(目白大学保健医療学部)
メインコーディネーター:重村 淳(目白大学保健医療学部)
サブコーディネーター:高橋 晶(筑波大学医学医療系災害・地域精神医学)

委員会:災害支援委員会

2022年2月24日、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まり、世界秩序は激変した。8月26日の時点では、1,100万人以上のウクライナ国民が祖国を離れている。ザポリージャ原子力発電所への攻撃が続き、深刻な原子力災害が強く懸念されている。
人道支援として、日本は近隣国モルドバに緊急人道支援・保健医療分野協力ニーズ調査団を派遣している。また、1,600人以上のウクライナ人が避難民として来日し、各地で支援の取り組みが行われているが、課題は山積している。
このシンポジウムでは、戦争という人為災害によって生じるメンタルヘルス上の諸課題を取り上げる。戦争・原子力災害で想定されるメンタルヘルス上の問題(前田)、モルドバ調査団団長としての経験(久保)、大使館など在外公館職員のメンタルヘルス(吉田)、在ロシア邦人のメンタルヘルス(黒澤)、今後の研究課題(國井)を報告する。

國井 泰人1, 藤井 進2, 日野 瑞城1, 濱家 由美子1, 野中 小百合2, 江川 新一3, 栗山 進一4, 富田 博秋5 (1.東北大学災害科学国際研究所災害精神医学分野, 2.東北大学災害科学国際研究所災害医療情報学分野, 3.東北大学災害科学国際研究所災害医療国際協力学分野, 4.東北大学災害科学国際研究所災害公衆衛生学分野, 5.東北大学大学院医学系研究科精神神経学分野)