○門廻 充侍1, 奧山 純子2 (1.東北大学災害科学国際研究所, 2.東北大学病院)
Session information
委員会シンポジウム
委員会シンポジウム3
災害における精神症状・心理状態についてのジェンダー観点からの検討
Thu. Jun 22, 2023 8:30 AM - 10:30 AM I会場 (パシフィコ横浜ノース 3F G318+G319)
司会:奧山 純子(東北大学病院肢体不自由リハビリテーション科), 高橋 晶(筑波大学医学医療系災害・地域精神医学)
メインコーディネーター:奥山 純子(東北大学病院肢体不自由リハビリテーション科)
サブコーディネーター:高橋 晶(筑波大学医学医療系災害・地域精神医学)
委員会:男女共同参画委員会; 災害支援委員会
2020年1月15日に日本でCOVID-19の1例目が報告され、以降何度もパンデミックが報告されている。元来、日本は先進諸国の中で最も働き盛りの年代の男性の自殺率が高いが、2020年後半の自殺者数は前年を大きく上回り、特に女性と子どもの自殺が大幅に増加した。
コロナ禍における女性の自殺者の増加は、これまでの災害後や経済不況下の状況とは異なる動きであり、社会構造に潜む性差や根深い不平等の問題と関連があると考えられる。
本シンポジウムでは
1. COVID-19パンデミック下における日本の成人の心理状態の推移についての縦断的調査の結果を報告いただき、
2. 自然災害における被災体験とメンタルヘルスの性別分布、特に性的マイノリティに焦点をあてて分析した結果を発表いただき
3. 困難な状況下において抑うつ気分やストレスを改善させるスマートフォンのアプリケーションme-fullnessアプリケーションの効果の性別分布について報告いただき、
シンポジニストや会場の参加者とともにディスカッションを行うことにより、COVID-19パンデミックのような長期的に困難な状況下のメンタルヘルスの性別分布と性別による支援のあり方について考察する。
○北村 美和子 (東北大学災害科学国際研究所)
○本川 智紀1, 加藤 朋美1, 奥山 純子2, 門廻 充侍3 (1.ポーラ化成工業株式会社, 2.東北大学病院肢体不自由リハビリテーション科, 3.東北大学災害科学国際研究所)