第119回日本精神神経学会学術総会

セッション情報

委員会シンポジウム

委員会シンポジウム35
多職種協働が動き出す時

2023年6月24日(土) 10:45 〜 12:45 K会場 (パシフィコ横浜ノース 4F G402)

司会:西松 能子(医療法人社団久響会あいクリニック神田・立正大学), 渡邉 忠義(社会医療法人あさかホスピタル)
メインコーディネーター:佐久間 啓(社会医療法人あさかホスピタル)
サブコーディネーター:堀川 公平(医療法人コミュノテ風と虹のぞえ総合心療病院)

委員会:多職種協働委員会

近年、精神科医療を考えるうえでは、入院、外来、地域支援を含め、あらゆる場面で多職種チームによる協働は必須のものとなっている。しかし、多職種チームは、当然ながら職種の違いによる考え方やアプローチ相違により、意見のすれ違いや連携不全が生じることも多い。実際の連携の密度や質によって、提供される医療や支援が大きく変化することも診療の現場で実感されるところである。多職種協働委員会はこれまでも様々な視点から多職種協働について議論を重ねてきたが、今回改めて、どのような時にチームとして動き出すのか、或いは、真に協働が機能するのか、という点に焦点を絞りシンポジウムを企画した。多職種チームが実際に協働していると実感できる時はどういう時なのか、多職種協働が機能するポイントは何なのか、或いはその為にどのような工夫や仕掛けが必要なのかについて、急性期病棟、慢性期病棟、児童思春期病棟、多機能型診療所というそれぞれ異なる臨床場面から、異なる職種の4名のシンポジストに発表いただき、多職種が単に存在するのでではなく、有機的に、また力動的に機能するために何が必要かについて考える機会としたい。